おなじみ吉田特派員、初のトレイルラン出場記です。
私のイメージではフルマラソン→トレイルラン、100kmマラソン→トライアスロン(?)の
順に進化していくように感じていますが(^^)?
ちょっと勘違いもあるかもしれませんが超人レースなことは間違いなし。
変化にとんだ目新しさが常にある感じからも、マラソンキャリア者のみならず
若い長距離選手にもオススメな気がします♪
さあ、吉田特派員に続くのは誰だ?
~吉田特派員です。~
只今、現地時間で6月2日(土)の8:00です。
天気は、あいにくの雨です。
今日も、安佐北区可部にある中国電力南原研修センターにお邪魔しています。
ここが、本日開催される「第1回 可部連山トレイルラン in あさきた」の会場になりま
す。
このトレイルランの大会は、広島市で初の開催になります。
控え室の体育館内は、選手達が身支度を整えている最中です。
天気予報では、スタート時間には雨が上がる予報ですが、この雲行きでは雨中レース
を覚悟した方が良さそうです。
選手達は、雨対策も考えている様子です。
さて、山を走るトレイルランですが、その「きつさ」を事前に予測する方法がありま
す。
これは、登山の時の計画段階で、その「きつさ」を検討する方法で代用出来ます。
登山の「きつさ」を定量的に示す数値に、累積標高差という指標があります。
難しい表現でごめんなさい。
簡単に説明しますね。
例えば、私達の地元、府中町の山で考えてみましょう。
皆さんお馴染みの山、呉娑々宇山(682.2m)を例にしてみます。
みくまり峡入り口バス停から、みくまり峡~岩谷観音~高尾山~呉娑々宇山を登り、
スタート地点のみくまり峡入り口バス停まで帰る行程とします。
これが、累積標高差で±753mになります。
あら?呉娑々宇山の標高って、682.2mですよね?
なぜ、753mになるのでしょう?
累積標高差は、上りの標高の合計が+側で、下りの標高の合計が-側で表現されます。
ですので、上り下りの行程それぞれを足し算したものが累積標高差と呼ばれます。
ちょっと、頭が混乱してきましたね。
整理しましょう。
例えば、標高1500mの山を登ってきたよ!といっても、海抜0m地点から1500m登っ
た人と1000m地点から1500m登った人では、その「きつさ」が違うはずですよね。
簡単に言えば、そういう事になります。
山頂の標高だけでは、その登山の「きつさ」を予測するのは難しいと言えますね。
話を戻します。
この呉娑々宇山の登山を基準に考えて、自分の技量を測ると良いと思います。
この行程を実際に登山してみて、楽だった!と思うか、きつかった!と思うかが技量
のものさしになると思います。
基準が出来たところで、今回の可部連山トレイルランの「きつさ」を予測してみましょ
う。
私がエントリーしたのは、ショートクラス16kmで、正確な累積標高差は調べられな
かったのですが、他のルートの累積標高差から予測するとほぼ±1000mとなります。
行程は、中国電力南原研修センター~堂床山(860m)~西冠山(721m)~可部冠山
(736m)~中国電力南原研修センターです。
前記した呉娑々宇山登山ルートをほぼ海抜0m付近から試走し、累積標高差±900m程
度の「きつさ」を体験したのですが、これよりきついって事になりますね。
トレイルラン初心者の私には、こりゃ~かなり苦戦しそうだっていうのが分かりま
す。
本当は、レースと同じ山を試走出来れば良いのですが、なかなか時間も取れませんの
で、こういうやり方もあるってことで・・・
さて、今回はここまでにしておきます。
次回は、当日のトレラン装備品の紹介をしますね。
何故、レース前段階のレポートを長々と書く気になったのか?
それは、6月3日(月)の中国新聞を見たからです。
そこに、「第1回 可部連山トレイルラン in あさきた」の記事がありました。
ご覧になられた方もいらっしゃるかと思いますが・・・
以下記事抜粋
「山道を疾走 爽快?危険?」
前略
480人が新緑の中を駆け抜けた。だた、2人は骨折などで救急搬送。選手の所在確
認に手間取る場面も。過酷な競技だけに無理は禁物だ。
中略
22㌔で優勝した○○さんは、「自然に囲まれた風景を楽しみながら走れた」と顔をほこ
ろばせた。
棄権や時間切れで40人が完走できなかった。このうち、30代の2人は転倒で手首を
骨折するなどして自力で戻れなくなり、市消防局に救急搬送された。
後略
つまり、トレイルランは、マラソンとは違う装備や知識が必要であり、自分の技量を
よく知っておかないと楽しいレースも台無しになるのです。
なので、ここは、時間をかけてレポートしますので、お付き合い下さい。
つづく・・・
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