好記録が続出した県民体育大会。
リレー男子の活躍はみんなを楽しませてくれました。
そんなリレーの裏話。
今回、引率一人で右往左往していた私。
幅跳びとリレーのアップ・招集が重なりどうにも動けません。
そこで応援に来ていた竹中君姉と垣内君兄にリレーをお任せ。
「バトンパスしておいて」とお願いしました。
幅跳びが終わり、幅に出ていた3人を召集場に連れて行くと竹中君姉が走ってきます。
「先生!登田君がバトンから指が抜けなくなって!!!」
えっ。はっ? えぇぇぇぇぇぇ!!!!!
バトンパス中に指がはまった?どうして??ということはおかしい形で指が入っている?ということは骨折とかしている???
自分大パニック!
「それで今、登田君は?」「石鹸で抜くとか言ってトイレに行きました。」
石鹸で??とにかく男子トイレに猛ダッシュ!競技場中の男子トイレの扉を開け、「登田君!」と叫べども返事はない。
どうなった?今、何時??頭の中がぐるぐる状態でスタンドの保護者さんたちのところへ。
「と、登田君は?」
「もうみんなのところに戻りましたよ。」と保護者さんたち。
なぜかニコニコ。みんな微笑んでおられます。
意味のわからない私に追い打ちを掛けるように垣内君父。「僕が抜きました。もう今日はこのために来たようなものです。今日の仕事は終わりました。」
・・・。 とりあえず垣内さんに感謝を述べて召集場に戻ります。
そこには骨折もしていない登田君の姿。そしてみんなとじゃれあっています。
なんでじゃ?
よくよく話を聞くと、バトンをいじっていた時、人差し指を曲げた状態、カギ指とでも言うのでしょうか、その状態でスポッとはまった。
そして垣内君お父さんが冷静に「指をもう一度曲げて伸ばしてごらん。」とのアドバイスで抜け、「ありがとうございまーす♪」と帰っていったらしいです。
そりゃ、保護者さんたち、和むわな。
私も陸上に関わらせていただいて長くなりますが、こんなの初めて。
呆れ返ってぐったりしていたら、竹中君姉が「里桜(脇坂さん)もやったことがありますよ。あの時はバトン、切ったんですよ。」って。
何でしょうか?これは大物になるための登竜門???
恐るべし、南小→緑中コースの人材。
次、こんなことがあったら。
垣内パパがいれば大丈夫なのかな。
みんな、これが本日の100m優勝者です。
バトンを愛してやまない男、登田君。
これからは登田君の事は今津君に任せましたとさ。
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