河辺特派員からフルマラソンレポが届きました。
スタート地点に立つまでがすごいと短距離人間は思っていましたが、浅はかでした。
苦戦されても4時間が頭をよぎり、持ち直すところがベテランの域ですね。
さあ、涙なくして読めるか、河辺特派員奮闘記!
第3回 熊本城マラソン2014 ~by河辺特派員~
2月16日は晴天の下走ってきました、一年ぶりのフルマラソン参加です、
この大会の前身は 熊日マラソン30㎞(金栗四三杯)今年58回を迎え日本のトップランナーが駆け抜けた大会です、その大会を飾る様にフルマラソンが誕生したそうです。
第一回目も当選して今回で2回目です。規模も大きくなり12000人の参加者。
大会名にあります様に熊本城の歴史めぐりマラソンです。
とても走りやすいコース。ゴールのお城に登る坂以外は!!
沿道の応援も多彩で和太鼓・混声コーラス・ニューミュッジックありそして給水&エイド(バナナ・飴・薄皮まんじゅう・トマト・・も十分準備されおり救護も万全の体制がとられていました。
スタート前の荷物預けもとてもスムーズで走る環境は整っていましたが・・・
私は、どうもお腹の調子が思わしくなく苦労しました。
何時も前の夜は食料を持ち込みしっかり補給します。
当日の朝も完全ベストな状態とするために、いつもと同じように牛乳を飲みその後コーヒーを2杯飲みしばらくすると排泄。(すみません)それから朝食をとり次にお餅をたべます。
そこまでは何時も通りなのですが今回はどうしたものか排泄が今一残った状態です。
お腹が重く胸焼け状態胃上部に物があり落ち着きません。
スタート9時5分、 私は8時20分には荷物預けてスタート地点のBブロックに入り、(大きな大会となると申告時間によってスタート位置が区分けされます)寒くはないのですが使い捨てレインコートを羽織りスタートを待ちます。
周りにも大体そのようなスタイルです。
ウォーミングアップする人は殆ん無くせいぜい自分が立っている僅かな場所でのストレッチ程度です。
多分トップランナー達はスタート地点でアップは可能なのでしょうが、私達のところは前後左右人人人人なので身動きできません。列から外れると元の位置になかなか戻れません。
いよいよスタートです!
その合図が聞こえ無くいつの間にかスタートしていた状況です。
何時もこんなに大きな大会になると5㎞位まではウォーミングアップ。
ところが時計を見ると27分30秒。 早すぎると思いました。
その後、朝の心配の心配が頭の中を回り始めました。
トイレに行きたい。なんだか胸焼けがする。
どうも不安を抱えては走れないので8㎞位のところでトイレに行きました。
それからまた気を取り直して走り始め10㎞通過が55分位でした。これなら4時間切れるかもと思いながら走っていますと今度は胸焼けがし始めお腹が変。重いです。
朝食べた物が胃の中にたまった状態です。
戻せば楽になるはずと思いながらも、救護で戻すとストップ掛けられるので我慢我慢と思いながら走り続けて21㎞過ぎ限界となりまたまたトイレに行き今度は戻すのですが苦い胃液のみ出てきて口の中がねっとり苦い状態です。
次の給水所で水を取りすすぐように飲みながら走り続け、もう時計は見たくない状態です。
こんなに苦しんだのは初めてです。
でも走りが嫌になる思いが湧いてこなかったので走れるところまでと思いながら周りの応援に堪えたりしていると、今度はお腹下あたりが痛くなり。
これはまたトイレを探さなくてはと次のトイレは1.6㎞先のプラカードが目に留まり我慢できなくなり3度目のトイレに行きました。
今度は朝残っていた物全部排泄することが出来たと思ったほど体が楽になりこれならゴールできると元気まで出てきました。
30㎞通過が2時間45分位。これなら4時間内ゴールできるから無理せずに膝も腰も痛いけど痛いのより走りたい気持ちが強く足が前に出ました。
ただ10㎞位のころから右足外側のくるぶしがチクチク痛いのが気になる程度、周りの応援の多さには本当に嬉しいです。
ハイタッチを要求する子供達が多いいのですがこれに応えていると体力消耗するので手を振るだけにしています。
時折応援の方と目が合うことが有ります。その時に大きく手を振ってありがとう!と答えます。
お互いが笑顔になるんです。こんな時は本当に元気が出ますし走っていて良かったと思える瞬間です。
ゴール熊本城まで残り2㎞近くで応援の方からお帰りなさいと声が掛けられていました。
その応援に前を走られていた男性がただいまあと答えていらっしゃいましたので横に並んだ時にここまで無事帰れましたねと声かけるとその方は先週北九州のフルを走りましたと。
凄いですね2週続けてのフルマラソンですかあ。
(無理しないでくださいの言葉を飲み込んで)凄いですね。と答えると頑張って先に行ってくださいと見送られました、それからはお城まで上り坂が続きます。
前回はこの坂はかなり苦しんで上がりましたが今回は歩かずに登れそう。と思うと次第にまたまた元気が出て歩いている人を次々追い越して最後まで走ってゴールすることが出来ました!
3時間57分18秒公式グロスタイムです。
私の時計は3時間50分36秒(トイレタイムを除く)。
途中こんなに苦しんだ大会は初めてですが終わってみればまた走りたい思いが湧いてきました。
そうそう左足くるぶしのチクチク痛みは、靴下のメーカーのロゴ刺繍の内側の糸の塊がこすれて擦り傷となっていました。
フルマラソンの様に長時間走ると僅かな糸でも傷になるんです。ウエアーも大事なんですね。
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