~第2回 瀬戸内アイランドトレイルin呉・上蒲刈島…後編~
3月30日(日)に、瀬戸内アイランドトレイルが開催されました。
トレイルラン初心者のワタクシ吉田特派員が挑戦してきました。
さてさてレポート、後編となります。
最後の難関?…
第2エイドを後にして、立ち塞がるミカン山。
ロープにしがみつきながら、何とか登り切ります。
すると、往路と同じ道に合流します。
そうなると、他の選手とのすれ違いが始まります。
基本、右側通行だと言われましたが、道を選ぶほどの余裕が無いんですね。
足場が悪くて、滑って転んで骨折なんてのも想定されますので。
うまくすれ違いながら、互いに励ましながら進んで行きます。
最後の難所を登り続けます。
オレ、限界カモ…
14㎞地点かな?
フルマラソンで言うと、魔の35㎞に相当するかも知れません。
脚がとにかく前に出なくなりました。
とにかく、上りが辛い。
踏ん張っても、踏ん張っても、身体が重くて脚も上がらない。
さすがに、このレース初めて限界を感じました。
「これが、オレの限界カモ…」
つい、口からこぼれました。
好転…
何がきっかけなのか?急に、集中力が上がりました。
何もかも、頭から消えてがむしゃらに進み始めます。
その時の事は、記憶が飛んでますね。
なんだろう、とにかく登り続ける。
頭が熱っぽくて、ぼーっとしてる。
ただ、神経はピーンとして、無心に進み続ける。
こんな感じです。
山頂が何処だったかすら、記憶にありません。
壮絶でしたね。
なんだか…
下りの快感!
とは言っても、もう体力の限界と脚の疲労がピークでした。
ただ、痛みも辛さも感じることなく、急斜面に突っ込みます。
リズムに乗れたら、もうこっちのもんです。
気が付いたら、めちゃくちゃ楽しんでましたね。
最後のエイド…
最終エイドに着きました。
でももう、何にも食べれませんよ。
吐き気が酷くて…
コーラだけ飲んだかな?
山ほどの「もみじ饅頭」さんよ、すまん!
スイッチが入らない…
ここからは、舗装路を少し登って下り、一気にゴールを目指します。
ただ、もう、ペースが上げれません。
そもそもロードは苦手なんですけど、それでもここまでスピードが上がらんとは…
数人のランナーに、猛スピードで抜かれました。
でも、もう、どうしようもないんですね。
こればっかりは…
笑うしかない。
感動のゴール!
走路員の方のエールに応えながら、何とかゴールの県民の浜にたどり着きます。
やがて綺麗な砂浜と海が、目の前に広がります。
そして、ゴールのアーチが、迎えてくれます。
それをくぐったら、海に向かって感動のゴールです。
胸にぐっとくるものがありましたね。
完走賞を手にしたら、いつも心配ばかりかけている妻に、スマホで無事のゴールを伝
えます。
そう、トレイルランは、常に危険と背中合わせなんで…
エピローグ
この日までは、とにかく小市民ランナーなりに、出来る範囲の出来る限りのトレーニ
ング積んできました。
やり残したことは、無かったです。
だから、ゴールの後は、何の悔いもありませんでした。
ほんと、全部出し切りました。
ただ、ただ、最高の気分でした。
結果は、相変わらずの中の上…(笑)
タイム: 2時間59分45秒 139位/336名中(ロングコース22㎞ 男子の部)
次回は、よしか・夢・花・マラソン大会レポでお会いしましょう!
お楽しみに…
おっと、その前に、長距離記録会があったかな?(笑)
おわり…(^_^)v
PR